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運営委員長挨拶

十大学合同セミナー(以下、十大)に興味を持ってくださりありがとうございます。54期十大運営委員長の長谷川紗季です。


当団体は、1973年の発足から今年で第54期を迎える、50年以上の歴史を持つ学生団体です。これまで私たちは、「学習」と「交流」という2つの理念を軸に活動を続けてきました。


近年、AIの進化は目覚ましく、情報収集も文章作成も、ひとりで簡単にできてしまう時代になりました。けれど、だからこそ私は、「自分ひとりではできない体験」を、今この瞬間にこそ大切にしてほしいと思っています。他大学の仲間と同じ問いに向き合い、悩み、語り合い、ひとつの成果を作り上げる――それはAIには決して再現できない――かけがえのない人間の営みです。


「共同論文」と聞くと、堅苦しくて大変そう、そんな印象を抱くかもしれません。でも、十大は“学生だけ”の場です。わからないことを素直に言える、疑問を一緒に考えられる、一緒に頑張ろうと言ってくれる人がいる、そんな安心感と支え合いの中で、学びが“ひとりのもの”から“みんなのもの”に変わっていく。私は、そんな瞬間に何度も立ち会ってきました。


そして今年、私たち運営委員は「誰もが関わることのできる、開かれた十大」を目指しています。これまで参加を迷っていた人や、論文執筆に不安を感じていた人も含め、誰もが自分らしく関われるような場をつくります。  


学びも、出会いも、挑戦も、すべてが一期一会。
少しでも心が動いたなら、ぜひこの十大の扉を叩いてみてください。きっと、あなたにとって忘れられない経験となるでしょう。

 

54期十大学合同セミナー運営委員会運営委員長 
長谷川紗季

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